自己肯定感が高過ぎてウザい人の正体とは?

「ちょっと、私の言うこと聞きなさいよ女性」の写真[モデル:にゃるる]

「自分はOK!他人は全っ然ダメ!なんで私以外の人は馬鹿なの?あなたの気持ち?都合?そんなの知らないんだけど?私の気分のほうが大切に決まってるでしょ!早くしてくれない?」

そんな方感じのキツい方、周りで見かけたことはありませんか?

今日はそんな方たちの「正体について」解説していきたいと思います。

【人を平気で見下す人の「偽物の自信」の正体って?】

見下す人は無意識に、自分を愛する事に「厳しい条件」をつけている場合が多いです。

例えば「私はYES、ただし人よりできている状態であること。どんな時も必ず結果を出していること。」

など、無意識ですが「条件を満たしている状態」の自分はOKという状態です。

なので、条件を満たしていない状態の自分は常に「NO」愛せず、常に否定している状態です。

条件を満たせない自分は、「常にNO」と自分自身を責め続けるので常に不安や悲しさを抱え、不安定な状態で自分を「愛せる条件を満たすこと」に無意識で飢え、常に渇望しています。

「そのままの自分では愛されない、だって自分でも愛せないのだから」という信念のように強い自信の無さがあるので、「できない自分」を受け入れてくれる人の優しさも受け入れられません。

日常の多くの時間で「自分を愛する条件」を満たせずにいます。

崩壊しそうな自我をなんとか満たし癒やすため、かなり無理をしてでも「自分を愛せる条件」を満たすために必死です。

なので頑張っても成果が出せなかったり、望んだ評価をされない場合。

相手のダメなところを探し目立たせることで、相手を下げ相対的評価で自分を上げることで、ようやく自分が自分を愛する条件を満たし。

ようやく「自分はYes」という状況を作り出し、無意識に自分の自我を守ろうと必死な状態なのです。

ですので、本当の意味の無条件で自分を愛するという「自己肯定」はできていない状態です。

この状態については「自我の肥大化」などと呼ばれていたりします。

香港の下町にある商店で店番をする美少女

【自己肯定感が本当に高い人と威張る人との違いとは?】

両者の大きな違いは根本に「不安感がある」かがポイントになります。

自我の肥大が進んでいる人の思考は

・「なぜ自分は、こんなに自分を否定してストイックに頑張っているのに、成果が出ないし評価されないの?」

・「できない自分、がんばっても成果が出せない自分は許せない。人に褒められないと価値がない。」

など「不安に根ざした思考」をしています。

また過去の経験から「不安や弱さなど不完全な自分を人に見せると攻撃されてしまうのではないか?」という不安や被害妄想、故意に攻撃されたと感じてしまう、攻撃帰属バイアスなどを持っている場合もありますし、「できない自分」を受け入れることができないため、相談することができない傾向も見られる場合があります。

ですので自身で

・「自分の努力を自身で認めて褒め、安心感をもち安定した状態でいられるか」

・「失敗したり傷ついた自分を否定せずに受け入れて、優しくいたわり事実を受け入れた上で改善策を考えられるか」      

・「問題について信頼できる人に相談できるかどうか」

などが実際に自己肯定感が本当に高い人と、虚勢を張り自信があるように見せる人との違いを、見分けるポイントになるかと思います。

頬杖女子

【本当に自己肯定感が高い人って?】

本当に自己肯定感が高い人は、「結果・条件など」に関わらず、頑張った自分を褒めることが上手で、自身を労い癒やすことが上手です。

根底に「自分への無条件の愛情」や「自分への優しさ」などがあり「不安感が低い状態」で安定していることが特徴です。

どんな状況条件でも、「ただ自分の味方でいて大切にすることができ、自分を無条件の愛情で支えられる」かが鍵になります。

こういう方は、頑張っている自分は、基本的に何があっても無条件でYes!自分の味方でいることができるので、安定しています。

どんな形であれ、どんな小さなことであれ。

頑張っている相手も自分もYes!という状態で安定しているので、相手も大切にすることができます。

不思議なことですが、自分を「本当に心から自分を愛して大切に」できれば、それを相手の中に「投影」して見ることができるので、相手にも優しく、「攻撃ではない冷静な対処」が取れるようになれるのです。

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