布ナプキンの効果なし?布ナプキンの効果の嘘とは
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「え?…でも効果あるって言ってる人もいるよ?一体どっちが本当なの?」戸惑う布ナプキンビギナーさんも多いかと思います。
※私もかつて買う前に両者の意見を調べて、情報を整理して迷っていました。
そう「布ナプキンを使っていて、とても快適ですごく効果があった。」という意見もあるのですが、同時に「布ナプキンには科学的に、そこまでの効果はないのではないか?」という意見もあるのです。
とはいえ布ナプキンを使うか検討するにあたって、「布ナプキンの効果支持派の人たち理論」と、「布ナプキンの効果に懐疑的な人たちの理論」、両者の考えを知らないままでは問題を分析することも、まして判断することも難しいかと思います。
今日は「布ナプキンの効果は嘘なのでは?」という効果に懐疑的な意見について、詳しくご紹介していきたいと思います。
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【布ナプキンの効果に懐疑的な人たちの理論とは?】
布ナプキンの効果に懐疑的なご意見を持たれている現役産婦人科医の方の意見としては→https://p-dress.jp/articles/2586
1.布ナプキンを使用することで肌触りが良くなること
2.かぶれにくくなること
この2つまでは同意されているそうです。
お医者様は西洋医学の性質やお仕事柄、科学的に根拠がないものはアレルギーのように拒否されますから、布ナプキンを使用することで生理中の不快感が優位に減ったという論文を、おそらく読まれての意見かな?と思っています。
論文のリンク→https://ci.nii.ac.jp/naid/110007098024
※私は毎月真っ赤にかぶれてかゆみ止めも効かず、カンジダ症を繰り返し再発してうんざりしていたので、これで既に十分な効果だなと思って買いました。
ただ以下の点については否定的な考えのようです。
布ナプキンで痛みや出血量が減る、粘膜吸収は嘘?
①粘膜からの化学物質の吸収についても否定的で、吸水ポリマーは分子が大きいので粘膜で吸収はされないとのことでした。吸収されるにしてもナプキンが主に触れている外陰部であり粘膜ではないので吸収は不可能なのではないか?
②ナプキンで血の量が減るということはないまずない。
③痛みが出る機序はプロスタグランジンによる子宮の収縮によるもの。出血自体はあくまで内部で起こるものであり、外側のナプキンは関係ないのではないかということでした。
④布ナプキンで子宮や体が温まるのは誤りである
コットンは温まる素材ではなく、水分を吸収すれば冷えるという性質は登山家たちの常識であり、登山時の肌着で使用されることはほぼ無い。
※ただ「生理が軽くなる」と感じることは「主観的」なので、そう感じる人がいることには肯定的なようです。
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布ナプキンの効果の疑問点について調べてみました!
①給水ポリマーに関しては私も調べたのですが、給水ポリマーの膣粘膜刺激性試験での安全性については、一般社団法人 日本衛生材料工業連合会というところのデータによると実験では、ほぼ無害と検証されているようなのです。(ただ動物実験なのか、人で検証されたのかの条件までの記載は見つけられませんでした。)→http://www.jhpia.or.jp/product/diaper/eco/human.html#q1
また使用されているデオドラント剤(除菌剤)がどのような影響を与えるかについて調べてみたところ、かぶれの原因かもしれないことがわかりました。
肌にいる常在菌を殺してしまうことで、かえって免疫機能を崩し黄色ブドウ球菌などのカビが増殖、使い続けることでかえって皮膚の免疫力を下げてしまう可能性があるので連続使用は避けるべき。
とするお医者様のお話もあり。→https://weathernews.jp/s/topics/201905/240175/
昔の自分がかぶれに悩みつつ、でも生理中に紙ナプキンを着けないわけにもいかず…
生理が終わった頃にかぶれが悪化して産婦人科にかかり、良くカンジダ症といわれた理由がコレな気がして思わず納得してしまいました。
あくまで仮説ですが、かゆみなど症状の発症が格段に悪化する条件は、着用日数が長くなればなるほど悪化した傾向があったので、デオドラント剤で皮膚の常在菌が殺菌されることで皮膚表面の菌のバランスが崩れ免疫力が低下し、代わりにカンジダ菌などのカビが増殖。
繰り返すことで、さらに免疫は弱まり。結果カンジダ症といった問題を引き起こしていたのではないか?と思ったのです。
毎月短くて7日間は紙ナプキンを着用することで自主的に善玉菌を殺菌して、免疫下げてしまっていた可能性があるのかなぁ…と思うとほんのり悲しくなりました。
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②生理期間中の使用済みナプキン全てに含まれる血液量を重さなどを、計測して調べる一般人は恐らくいないので、不快感が軽減したことで軽く感じ、出血量や期間も減ったと感じたのかな?と私は考えてます。
(私は実際出血期間が短くなったように思うのですが、記録検証したわけではありません。年齢によるものなの、布ナプキンとの因果関係が主観的なので科学的にはなんとも言えませんが、不快感から生理を意識する期間は格段に減ったように感じます。)
いずれにしても、生理期間中使用した全ての紙ナプキン、布ナプキンを実際計測したというデータも聞かないので本当のところはわからないですね。
③痛みについて軽く感じることについてあくまで仮説ですが、最近は神経障害疼痛や中枢神経疼痛などの「慢性痛」に向精神薬を使用し、「精神状態を改善すること」で痛みの軽減を図るといった医療的なアプローチがあるそうです。→https://style.nikkei.com/article/DGXDZO70396960V20C14A4W13001?page=2
なので生理痛を「慢性痛」として考えると、
紙ナプキンを使用することで伴う不快感から心因性の慢性痛を起している人の場合は、布ナプキンに換えることで「かぶれ」や「不快感」といった精神的・物理的なストレスを改善することができ、結果的に心因的な要因が改善され、痛みを軽く感じる可能性があるのではないか?と考えています。
つまり「かぶれるし、可愛くないし、カサカサという肌触りが大嫌い!」などのイライラ感が募り、痛みを増しているタイプの人は、布ナプキンを使うことで痛みが軽減していく可能性があるのではないかな?とも思っています。
(痛み自体が主観的な感覚とされているので、あくまで可能性としてですが。)
私は少なくとも布ナプキンの使い心地で後悔したことはありません。
※ただし快適な使用感の反面、洗ったりのコツを掴むまでで悩んだりはしました。
布ナプキンを使って8年たちますが、布ナプキンを使ってからというもの。
かぶれや不快な肌触りなど物理的なストレスが減り、炎症で赤く腫れ仕方なくフェミニーナ軟膏を使ってかゆさに耐えるということは無くなりました。
バックの中のナプキンポーチを見て、かさ張るし可愛くないし、痛いしかぶれるといった不愉快な感覚を思い出し、心底うんざりするという「予期不安のような精神的な負担」を感じることもなくなりました。
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④布ナプキンで子宮や体が温まるのは誤りであるについても調べました。
結論から言うと物理的にはこれは正しいと思います。濡れれば冷えるし、ヒートテックのような凝縮熱を使うような機能は綿にありません。
ただ、子宮が温まるというキャッチコピーが生まれた背景として考えられるのは、「温かい・暖かい」といった言葉は「優しい」などの意味で使われることもあるので、「布ナプキンは温かく感じる」と答えた人がいたのではないかということと。
主観的な感想を答えているだけなので問題はないのかな?ということ、感想の引用が誤解を招いてしまうのもだったことに問題があるだけなのかな?と感じています。
【布ナプキンの効果なし、布ナプキンの効果の嘘とは?】いかがだったでしょうか?お役に立てていれば幸いです。